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クイズ

クラカメ・マニアックイズ
Q1 この富士山形カメラ
は?(マニア度 2)
a. Kodak Medalist
b. Mecaflex
c. Snappy (Konica)
d. VP Exakta

Q2 該当しないのは?
(マニア度 4)
a. ヘリコイド式沈胴 
b. 左手シャッター
c. レンズ・シャッター
d. 精密一眼レフの祖

Q3 画面サイズは?
(マニア度 3)


クラカメ・マニアックイズ 解答

 
A1

d. VP Exakta

上から見ると二等辺三角形に近い台形をしているのが特徴的。ここに挙げた4機種はいずれもそのような形態を持つが、Medalist と Mecaflex はレンズ部が大きく突出し秀麗な富士山形ではない。Snappy はかなり端正だが、それでもレンズ部が突出し、ボディとレンズの一体感では VP エキザクタ に及ばない。富士山形カメラとしては、やはり VP エキザクタが最右翼で代表にふさわしい。

因みに、a. メダリスト は、620フィルム使用の6x9cm判距離計連動機(1941-53年)。 b. メカフレックスは135フィルム使用の24x24mm判一眼レフ(1953及び1958年頃)。c. スナッピーは小西六(コニカ)製の16mm 無孔フィルム使用14x14mm判豆カメラ(1949年頃)。

写真の個体は、VP ExaktaモデルB バージョン4(1935年頃)。

A2

c. レンズ・シャッター

横走りフォーカルプレーン・シャッターを装備。一眼レフ用としては、ミラーの後ろで開閉するフォーカルプレーン・シャッターが相性が良い。モデル B (1933年)以降は、最長12秒までのスロー・シャッターが可能となり、時代を超えた高性能を誇った。ライカも同じ1933年のDIII 型からスロー・シャッターを装備したが、ずっと後年まで最長 1秒までだった。今日の電子式なら容易な長時間露光も機械式シャッターでは技術的に困難だったのである。

a. ヘリコイド式沈胴: 撮影時無限遠位置でも9cm ある奥行きが、沈胴により7.5cm 程になる。二段階に伸びるヘリコイドによる。鏡胴基部の向かって右にあるレバーは、後の35mmモデルに見られるようなバヨネット・マウントのロックではなく、ヘリコイドで鏡胴を繰り出したときの無限位置ロック。ロックを外して更に繰り出してピント合せを行う。 レンズ本体は、ネジ・マウントにより着脱することができる。

b. 左手シャッター: エキザクタの殆どのモデルが、左手シャッター、左手巻き上げであり、左利きのユーザーには使い易いが、右利きの人は少々戸惑う。しかし、脳生理学者によれば、普段と違う手足や脳の使い方をするのは脳力向上・ボケ防止に有効だそうで、「エキザクタによる認知症治療」などというのもありかも。

d. 精密一眼レフの祖: 写真術発明(1839年)以前のカメラ・オブスキュラ時代から一眼レフと同様の構造は知られており、写真機に採り入れられたのも早く、1861年には英国のトーマス・サットンが特許を取っている。実際に製品が出て来たのは少し遅れたが、19世紀末から20世紀初頭にかけて、英・米・独等各国から乾板用大型一眼レフが次々と登場。しかし、殆どが木製箱形で巨大であるばかりか、精密さにおいて前近代的なものであった。 35mm連動距離計機の祖ライカ DII (1932年)や120フィルム二眼レフの祖ローライフレックス・スタンダード(1932年)と殆ど時を同じくして、同じドイツから金属製で小型精密な VP エキザクタが出現し以後の小型精密一眼レフの大きな流れを創り出したのは興味深い。


A3

4 x 6.5cm

いわゆるベスト判。世界的な大ブームを呼んだコダック社の Vest Pocket Kodak 略称 VPK(1912 - 35年)が創始した 127フィルムに 4 x 6.5cm 判を撮影するフォーマット。当時は、127は広く普及し135よりもずっと入手し易い一般的なフィルムだった。 VP Exakta は、とてもヴェスト・ポケット(チョッキのポケット)に収まるサイズではないが、フォーマットに因んで、VP を冠して呼ばれている。

メーカーのイハゲー(Ihagee)社はオランダ資本、本社はドレスデン(旧東独)にあった。カメラ製造は1912年からで、エキザクタ以前の製品としては折り畳み式大型一眼レフ、パテント・クラップ・レフレックス(1924-36年)が有名。

世界初の35mm 一眼レフ、キネ・エキザクタ(1936年)とその後継機は、三角ボディ、左手巻き上げレバー、左手シャッター等、その基本的 DNA をVP エキザクタ・モデルB から受け継いでいるのだ。




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