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前回は120スプール(プラスチック)を削る方法を説明しましたが、巻上げ側スプール(必須)に加えて他にも620スプールがありダークバッグもある場合には、620スプールに120フィルムを巻き直すという方法もあります。 先ずは明室で120フィルムを620スプールに巻き替えて行きます。ふたつのスプールをできるだけ近接させ緩みが出ないよう注意しながら、620の方に巻き取って行きます。スタートマークを過ぎフィルム本体の先頭を裏紙にとめている接着テープが見えたら、一旦作業を止め、そのテープを綺麗に剥がして保管します。 その際、120の巻きがほどけないように、120のロールをクリップなどでとめておくとやりやすいです。万一のプレッシャーマーク(圧力によりフィルムに化学変化を起こし感光したと同様の跡が残る)を避けるため、ボール紙などで120ロールをカバーしておくと万全です。 その先の巻き替えは、ダークバッグ内での作業となります。クリップを外し、フィルム本体を、極力裏紙とずれないよう注意しながら、620スプール側に巻き込んで行きます。両スプールが触れあうぐらい近づけて作業するとよいようです。指紋を付けないように注意してください。 フィルム本体の末端の間際まで620側に巻き込んだら、しごくようにして巻きを締め直したうえで、巻きがほどけないように620ロールをクリップで止めます。これ以後はダークバッグから出し明室で作業できます。 フィルム本体の末端(巻き替えの結果、今度は先頭になります)を保管しておいた接着テープで、裏紙に貼り固定します。620への巻き取りを継続し、最後に裏紙末端を折り返したうえでテープ止めします。 以上の方法では、実際の撮影にあたっては裏紙の番号を逆順に読んで行くこととなります。番号の直前に現われる警告マークも逆になってしまうので、少々慣れが必要となります。 それを避ける方法として、120仕様のカメラなどを使ってあらかじめ一旦別の120スプールに巻き取っておき、それを上記に準じて620スプールに巻き替えれば、裏紙の番号は通常どおり若い順に撮影することができます。その場合には、接着テープは620への巻き替えの最終段階で、位置ずれに対応して貼り直せばよく、途中で剥がす必要はありません。 ただ、この後者の方法では、巻き替えを2回繰り返すこととなり、若干面倒なのと、それだけフィルムにスクラッチや指紋を付けたり感光するリスクが増すので、より慎重な作業が必要となります
(5/15 記) |